HOME>後藤クリニックブログ
/ カテゴリを追加 /
後藤クリニックブログ
成功する人は?
以前ジェームス三木氏の講演を聴きに行きました。ジェームス三木氏は大河ドラマでも恋愛ドラマでも主役になる人とその他大勢の通行人になる人は決まっていると述べていました。トラブルを解消する能力(大河ドラマでは戦乱の世を平定する、恋愛ものなら、誤解や行き違いを乗り越えて一緒になるなど)があり、そのトラブルを克服する人を主役にする。トラブルを解決する能力のない人は一生通行人にしかなれないと述べられていました。したがって学校の教育も知識を詰め込むだけではなく、「トラブル」を解消することを学ぶのが大切だと述べていました。
ユニクロの社長の柳井氏が書かれた「一生九敗」というのがあります。ビジネス書なのですが、10のプロジェクトを立てても9つは失敗し成功するのはたった1つだと書いてありました。トライ & エラーを懲りずに繰り返すことが成功をつながるということです。もちろん失敗から学習しなくてはなりません。
ユニクロの社長の柳井氏が書かれた「一生九敗」というのがあります。ビジネス書なのですが、10のプロジェクトを立てても9つは失敗し成功するのはたった1つだと書いてありました。トライ & エラーを懲りずに繰り返すことが成功をつながるということです。もちろん失敗から学習しなくてはなりません。
心身症について
心身症とは身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害がみとめられる病態をいいます。ただし神経症やうつ病など他の精神障害にともなう身体症状は除外します。(日本心身医学会 1991年) 心身症になりやすい性格としてアレキシサイミア(失感情症)があげられます。自分の感情を意識的に認知することが苦手で、頭痛、下痢、めまいなどを通じて訴えかけます。治療にはこれらの身体言語を翻訳して「言葉」にすることが大切です。
過敏性腸症候群、神経性胃炎、神経系嘔吐症、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などがあげられます
過敏性腸症候群、神経性胃炎、神経系嘔吐症、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などがあげられます
講演会に参加しました
八王子にある精神科病院の院長が講演されました。双極性うつ病を見落とさないようにという内容だったと思います。Akiskal(アキスカル)のbipolar spectrumも紹介し、症例もいくつも提示されました。とても参考になりました。ある先生が講師の先生はうつ病は生気感情の低下とおっしゃっられたが、躁の場合はどうなんですか?という質問され「脱抑制」と「破壊」と答えられていました。Leonhardの単極型うつ病と双極型との分類に基づいてお話されているのか、双極スペクトラムとしてお話されているのかわかりませんでした。多くのことを一度におっしゃられようとしたせいだと思います。
DSM-Vドラフト(2013年改正)では混合性エピソードがなくなり、躁病/軽躁病/大うつ病エピソードに対して、混合性の特徴として併記するようになっています。これは混合状態を重視したKraepelinの躁うつ病概念と異なりますが、提示された症例には混合性エピソードの症例が多くありました。コメントがあってもよかったのかなあと思います。
DSM-Vドラフト(2013年改正)では混合性エピソードがなくなり、躁病/軽躁病/大うつ病エピソードに対して、混合性の特徴として併記するようになっています。これは混合状態を重視したKraepelinの躁うつ病概念と異なりますが、提示された症例には混合性エピソードの症例が多くありました。コメントがあってもよかったのかなあと思います。
ミルタザピン(レメロン、リフレックス)について
ミルタザピン(レメロン、リフレックス)は、SSRIやSNRIとは異なる、全く新しい作用機序を持った抗うつ薬です。その機序から「ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬」(NaSSA)と呼ばれています。 作用機序としては、中枢神経のシナプス前α2-自己受容体とヘテロ受容体に対して阻害作用を示し、中枢神経のノルアドレナリンおよびセロトニン(5-HT)の神経伝達を増強する。また、セロトニン5-HT受容体のうち、5-HT2受容体と5-HT3受容体を阻害する作用があるため、抗うつ作用に関連する5-HT1受容体のみを選択的に活性化することができます。MANGA studyでは認容性で劣るものの(強い眠気が生じることがある、体重が増加する)、一番抗うつ効果があることが示されています。今までいろいろな抗うつ薬を使っても反応しなかった人に投与して抑うつ状態から劇的に回復した症例も経験しました。以前も申し上げたとおりディロキセチン(サインバルタ)との組み合わせは精神薬理学には理想的な組み合わせであると臨床精神薬理学の権威のスタール先生がおっしゃっています。またミルタザピンはアリピプラゾール(エビリファイ)との組み合わせもお互いの欠点を減らして効果的であるとの報告もあります。(The World Journal of Biological Psychiatry,2007;8(2)112-122)
またアルコール性の不眠にもよく効きます。
またアルコール性の不眠にもよく効きます。
精神療法と薬物療法(カウンセリング)の垣根は?
私が精神科の研修医をしていた頃は精神療法と薬物療法は相対峙するものと考えられていました。具体的には症例検討会でこの患者さんは内因性うつ病なのか延々と議論されました。心因性うつ病と診断されると、精神療法(カウンセリング)と環境調整に重きを置き、従として薬物療法を行い、一方内因性うつ病と診断されると主として薬物を十分量投与するという方針になりました。しかし、実際には心因性なのか内因性なのか曖昧な症例も少なくありませんでした。
急性の不安発作(パニック発作)を訴える患者さんに抗うつ薬のイミプラミン(トフラニール)を治験した学者がいました。当時、急性の不安発作には対処療法的には抗不安薬を処方するものの、根本的には無意識の葛藤に向き合うことが治療とされていました。イミプラミンを投与された患者さん達は1〜2週の間は頻回にナースステーションに胸苦、動悸などを訴えてきましたが、2〜3週間後にはぱったりとナースステショーンを訪れる患者さんが減りました。ひょっとしたら抗うつ薬が急性の不安発作に効くのではないかと、治験が繰り返され、その効果が確認されて、不安神経症の一型から1980年にDSM-IIIでパニック障害として銘記されました。
例えば以前、日本では対人恐怖(統合失調症の辺縁も含む大きな概念)のうち神経症レベルのものは精神療法の対象となっていました。それとほぼ近似する社交不安障害がSSRI(選択的セロトニン取り込み阻害薬)で治療して改善しうることがわかり、最近の脳科学の進歩によってその症例の脳の血流変化と、認知行動療法で治療して改善した症例の脳の血流変化が一致することがわかっています。
精神療法(カウンセリング)と薬物療法の垣根は取り払われつつある流れにあります。
急性の不安発作(パニック発作)を訴える患者さんに抗うつ薬のイミプラミン(トフラニール)を治験した学者がいました。当時、急性の不安発作には対処療法的には抗不安薬を処方するものの、根本的には無意識の葛藤に向き合うことが治療とされていました。イミプラミンを投与された患者さん達は1〜2週の間は頻回にナースステーションに胸苦、動悸などを訴えてきましたが、2〜3週間後にはぱったりとナースステショーンを訪れる患者さんが減りました。ひょっとしたら抗うつ薬が急性の不安発作に効くのではないかと、治験が繰り返され、その効果が確認されて、不安神経症の一型から1980年にDSM-IIIでパニック障害として銘記されました。
例えば以前、日本では対人恐怖(統合失調症の辺縁も含む大きな概念)のうち神経症レベルのものは精神療法の対象となっていました。それとほぼ近似する社交不安障害がSSRI(選択的セロトニン取り込み阻害薬)で治療して改善しうることがわかり、最近の脳科学の進歩によってその症例の脳の血流変化と、認知行動療法で治療して改善した症例の脳の血流変化が一致することがわかっています。
精神療法(カウンセリング)と薬物療法の垣根は取り払われつつある流れにあります。
お問い合わせ
![]()
ご質問等お気軽にご相談下さい。




