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社会(社交)不安障害
社会(社交)不安障害について
1 社会(交)不安障害
社会(交)不安障害は病気です。薬やカウンセリングで治すことができます。
社会(交)不安障害の人は,人前で居心地が悪く,例えば 結婚式のスピーチに強いプレッシャーを感じてしまい、出席できなくなったり,他人との食事の席で、料理がのどを通らないほど恥ずかしくなったりします。
このように、人目を浴びる行動への不安によって強い苦痛を感じたり、身体症状があらわれ、次第にそうした場を避けるようになり、日常生活に支障をきたすことを社会(交)不安障害といいます。不安症状は自律神経に作用して、さまざまな身体症状を発症します。現れやすい症状には、以下のようなものがあります。
顔が赤くほてる・硬直する、または青くなる
脈が速くなり、動悸、息苦しくなる
汗をかく
頭が真っ白になる
めまいがする
手足、全身、声の震え
声が出ない
吐き気がする、胃腸の不快感
口が渇く
トイレが近くなる、または尿が出にくくなる
しかし本人がどんなにつらくても周りにはその辛さは伝わりません。内気やあがり症と思って長い間,自分を責めたり悩んでいる人も少なくないと思いますが,脳の機能異常による(医学的な)病気の可能性があります。脳の画像診断(PET)で社会(交)不安障害の患者さんが不安や恐怖を感じ回避したい場で脳の中心部にある扁桃体と海馬の活動が高まっているのがわかります。
社会(交)不安障害は、幼少期から10代にかけて発症することが多く、放置しておくと一生続くことがあります。人前に出ることを恐れるようになると、うつ病やアルコール依存症などのさらなる精神疾患の要因になることもあります。最近の調査では、日本における社会(交)不安障害の生涯有病率は1.4%程度とされています。米国では,毎年530万人の人が社会(交)不安障害になります。したがって社会(交)不安障害は特別な病気ではありません。
以下にあてはまる症状があったら□のなかにチェックしてみましょう
□人前で何か話をして恥をかいてしまうのではないかという強い恐怖感がある
□過ちをおかしてしまうことや,誰かにみられ,評価されることが恐い
□何かしたり人に喋りたくても恥をかいてしまうことが怖くてそれができない
□知らない人と一緒にいる時またそのような前に吐き気がしたり,震えたり,冷や汗をかいたり顔が赤く なる
□学校行事や人前で話すような社会状況など,人の集まる場所を避けることが多い。
□これらの恐怖を追い払うためにしばしばアルコールを摂る
これらに該当する項目があったら,あなたは社会(交)不安障害かもしれません。
治療法
薬物療法としてはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やベンゾジアゼピン系抗不安薬を使用します。また当クリニックでは,臨床心理士による認知行動療法も行っています。

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