東京で大人のADHD治療が受けられる精神科

後藤クリニック

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大人のADHD

大人のADHDとは

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ADHDとは、不注意さや多動性、衝動性を特徴とする発達障害で、これまでは子供特有ものみなされてきていましたが、成人にも見られることが分かってきました。

ADHDは、自分の注意や行動をコントロールするための脳の働きにかたよりがあることが原因だと言われています。実際、ADHDと診断された方は、脳の神経伝達物質であるドパミンやノルアドレナリンの働きが不足がちであることが分かっています。これらの物質の機能が発揮されないために、不注意や多動性といった症状があらわれるのではないかと考えられています。

ADHDの症状

ADHDの症状は、不注意と多動性・衝動性に分けられます。ADHDは小児期からの病気で、成人するにつれて衝動性が減り、不注意などが優勢になってきます。

不注意

  • ケアレスミスが多い
  • 1つのことに集中できず、すぐ気が散ってしまう
  • 人の話を聞いていないとよく怒られる
  • 仕事や作業を順序立てて行うことが苦手
  • 約束や締め切りを守れない
  • 片づけるのが苦手
  • 忘れ物・なくし物が多い

多動性および衝動性

  • すぐに貧乏ゆすりなどの目的のない動きをしてしまう
  • 長時間じっとしているのが苦手
  • 思ったことをすぐに口に出してしまう
  • 人の話を聞いていないと言われることがよくある
  • 衝動買いをよくしてしまう
  • 順番待ちが苦手
  • 他人のしていることによく口出ししてしまう

症例① Aさん 33歳男性会社員の場合

Aさんのある日の1日です。会議中、空調や椅子の音が気になって話の内容に集中できず、上司に落ち着きがないと注意されました。午後、書類の書き間違いにより発注ミスが発覚しましたが、同様のミスを先週も犯しており、上司にこっぴどく説教されました。さらに怒られている最中も、ふと目に留まった床のしみが気になってしまい、話を聞いていないとさらに怒られてしまいます。最近では、バイトの学生にまでバカにされており、自分のことを生きてる価値のないダメ人間だと考えていました。

Aさんに子供時代のことを聞いてみると忘れ物が多く、教師からは「またか」と叱責されたり、授業中にも落ち着きがなく集中できず、私語をして注意されたりしていたとのエピソードがありました。

【治療結果】

まずADHDであることを自覚し、自身の苦手なこと、それを克服するためにどんな工夫が必要なのかを考えました。Aさんの場合、今日やることや必要な持ち物をすべてリスト化することで、症状の大部分は改善されました。また、作成したリストや家族や同僚、上司にも一緒に確認してもらい、抜け漏れがあればその場で指摘してもらうことにしました。家族や職場の協力もあり、Aさんのミスは徐々に減っていき、落ち着きのなさも少しずつ改善されてきました。

症例② Bさん 28歳女性専業主婦の場合

Bさんは片付けが苦手で、掃除をし始めてもいろんなことが気になってしまい、作業が進みません。そんなBさんのある日の1日です。この日は掃除の途中に料理のレシピを発見して、掃除の途中で料理を始めてしまいました。料理をしている最中に足りない材料があったので、スーパーまで買い物に出かけます。買い物をして帰ってきたら子どもを幼稚園に迎えに行く時間だったため、お迎えに。その帰りに新しい雑貨屋さんがオープンしているのを発見し立ち寄り、帰ってきたら既に夜19時。すぐに夫が帰ってきましたが、掃除も洗濯も終わっておらず、夕飯もできていませんでした。こんなことが毎日のように続き、夫婦仲は最悪。Bさんは、自分が家を出て行った方が良いんじゃないかと考えるようになりました。

Bさんの子供時代も片付けが苦手で遅刻しがちで、宿題をよく忘れ、クラスメートとの会話では、場の空気を読めず会話に入ってしまい、仲間はずれにされることがあったということでした。

【治療結果】

Bさんは「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが空回りしている状態でした。まずは手を抜けるところは抜いても良い、完璧じゃなくても良いとアドバイスをしました。そして、散らかったものを1回につき10個だけ片づけるという「10個片付け」を毎日行うことに。数を決めることで途中で気が散ることなく、最後まで片付けができるようになりました。毎日片付けを最後までやり遂げることにより家の中も綺麗になり、他の家事も徐々にうまくいくようになりました。

治療法

ADHDの治療で大切なのは、自分の特性(苦手なこと)を理解して、対処方法を身に着けていくこと。そして、家族や職場の同僚や上司などに理解を求めて、サポーターを得ることです。ADHDの特徴でもある不注意・衝動性・多動性をなくすことだけが目的ではなく、これらの特性により困難が生じないよう、充実した日常生活が送れるようになることが最終的なADHD治療の目的です。

また、ADHDの患者さまに共通して見られる脳内の神経伝達物質であるドーパミンなどに作用し症状を改善させるために、コンサータやストラテラのお薬を用います。

最初は時間がかかるかもしれません。しかし、徐々に改善していくことで成功体験が積み重なり、失敗続きだった頃の焦りや緊張が緩和され、気持ちが楽になっていきます。

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